暗記が得意かどうか、ということが勉強における得手・不得手を大きく分けるでしょう。

暗記が苦手な場合にありがちなのが、

①黒板などをノートに書くときに文字通り「ただ一文字一文字うつしている」

⇒一度、見て内容を脳のワーキングメモリーにインプットして、黒板は見ずに内容を書けるか、ノートに視線を移して書いて確かめます

②10個あったら、1個ずつ覚えようとしている

⇒10個まとめて、たとえば 十二支なら、何度もまとめて言えるか、トライして覚えていくはずです。まさか、先生、「子と牛だけまず覚えていいですか?」という人はいません。ところが、いざ学校の勉強となると「子子子子子、、、、、」と子だけ何度も書いていたり、「子・牛だけまずはテストしてください。」と言って来たり、「子と寅と辰だけなんとなく出そうだから覚えとこう」、というような暗記の仕方をしています。

ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い を10セット書くのが正解です。逆に、新しいものを20個以上まとめて覚えようとすると無理がでます。

③覚えたか、(思い出せるか)テストをしない

⇒さきほどの十二支でたとえれば、ただ十二支をじっと5分くらい眺めてそれで次の日のテストに臨むようなものです。いやいや、いえるかテストしてみてよ、そして不安が残ったり,つっかえるようなら、何度も言って練習しておこう、ってことです。

④そもそも暗記するべきものをまず全体像をつかみ、内容を理解し、頭の中にそのままの構造で入れようとしていない

いわゆる「丸暗記」というやつです。言われたら素直に勉強はするのに、勉強が極端に苦手なお子さんに多いです。たとえば、過去形のteach taughtを覚えたにも関わらず、同じ表の空欄を埋めるならまだできるのですが、teachの過去形は?と聞かれると「え?過去形って何ですか?」となったりする。つまり、いま過去形を覚えているという意識が抜けているんですね。「表の過去形のところを覚えろ」と指示されて覚えてきているわけですからちゃんとわかっているはずですが、途中から「この列を見て覚える」に変わっているんですね。もはやteachとの関連なども頭から消えています。※実際は、こちらの指示・指導の仕方が英語の不規則動詞暗記ではとても重要なのですが。

だから、知識が関連づかないので、いくら覚えても目先を少し変えられたら得点になりませんし記憶もすぐに抜け落ちます。自分で自分が今何をしているかわかっていないことが当然になってしまっているのです。逆にそれに慣れきっているので見た目にはおとなしく辛抱して学習しているように見えます。治すにはなかなかの時間がかかります。