北米の大学がきつい大きな要因としてはレポートの求められる量・質がきついからだそうです(ネイティブでも半数は卒業しないくらいなわけですから)。アメリカの有名大学に行っていい成績をとりたいなら、やはり高校のうちに今の英検1級を二次試験まで突破できるかな、くらいの力は最低限あった方がいいでしょう、という結局、身もふたもない結論になってしまいます。

もちろん北米の有名大学で優秀な成績を修めると、世界が違ってきます。私の大学時代(日本ですが)のアメリカ人の女性教授の方はたしかコーネル大学出身と言ってたと記憶していますが(20年前なので記憶があいまいですが)、彼女とよく英語で話したのですが、

「ロースクール出てインターンで気に入られ、いい成績で卒業してローファーム(弁護士事務所)に入ると入社1日目から、名前がとり付けられた広い個室が与えられ、となりの部屋に専用の秘書がついて電話や郵便や雑用を扱ってくれて(映画でよく見るやつだ!!)、(彼女の場合は)ガレージと通勤用の車までついた2階建てのコンドミニアムを会社が用意してくれて(建物は古かったそうですが、家具・家電・生活用品も完備していてなんとタダだそうです、)、年収も700万以上は最低でも出るし、この額はボーナスなどは別だったし(年棒とインセンティブってやつですね)、保険類がアメリカは会社によって異なるからそこも手厚かった(医療の民間保険のみならず手厚い生命保険もタダ同然でつけてくれるそうです)。(初年度から日本のイメージだと1000万円超えはざらだそうです、、、一年目から1500万円というのも珍しくないとか、、、)しかも残業代という制度そのものがないので、自分の仕事さえ終わるなら新人でもさっさと定時で帰ってよい」などとものすごい話をしてくれたことを覚えています。(日本でいう「ホワイトカラーエグゼンプション」ですね。もちろん、業績が悪かったりボスに嫌われれば新人だろうが即解雇、という世界だそうですが、、、、)コーネル大学は全米で10位くらいでこの待遇ですから、ハーバードとかどんだけなんだ

さすがに東大主席でも外資でもなければ日本ではここまでの差別待遇はできませんよね(というかこんな高待遇は日本なら中企業の役員、大企業の部長クラスでしょ)。これは、アメリカの普通の大学の卒業自体が難しいうえに、さらに有名大学・ロースクールを優秀な成績で出た場合なわけですが、露骨ですね、、、、アメリカは年中採用活動やっているのでそもそも日本で言う4月からスタートの新入社員育成という概念がないことも理由だそうですが。ちなみに一番肝心な「なんでそんな好待遇(少なくとも弁護士を)やめて日本で大学教授しているのか?」は「疲れたしボスが嫌なやつだったのと、世界を見たくなったのと、夫が日本が好きで日本に行きたがったから」って言ってました(で、日本に来て日本の新入社員事情を知って驚いたそうです)。

(アメリカ人の「大卒」初年度年収は今でも平均550万円程度だそうです、いかに「大卒」が大変なことか物語っていますね。)

留学すると(程度は大学によって違いますが)、こういうアメリカの露骨で熾烈な競争が待っているわけですから、それはきついことを覚悟していかれた方がいいです。

(このシリーズを終了します)