昨日の話は、ちょっと恐ろしい話ですよね。生産性に、もろにかかわる部分ですよね。

やがて複雑な指示が通らない人は、単純マニュアル作業に(しかもAIロボット時代がすぐそこまで来ていますよ!)、

込み入った指示でも、すんなり実行できる子は、余裕があるので、やがて指示の意図やそのような仕事の流れを理解し、全体統括・マネジメントの方向か、専門性を高めていくか、に進んでいく。

では、なぜこうなってしまうのでしょうか。様々な要因が絡み合いますが、やはり、一つの原因は家庭でのコミュニケーションではないでしょうか。つまり、「返事をしない」「相手の目を見てきちんと真剣に話を聞いていない」「お手伝いを通して複雑な仕事でクォリティの高さを実現することができていない」、こうしたことができていなくても怒られないということではないでしょうか。加えて昔なら大人の顔色を子供が「忖度」したものですから。現代は、子供の数も減り、周りの大人が子どもの顔色を「忖度」してくれるのですから、子供は話を真剣に聞かないと困る、なんて思ってないかもしれません。もしくは怒られることがあっても、ドラえもんのノビタ君のように「早くスッキリして話し終われよ」と内心思っていて何とも聞いていないかもしれません(一方向のコミュニケーション)。忙しいお母さんも増えてそもそもじっくり話せていないということもあるのでしょう。

それに加えて、決して悪いことではありませんが、現代教育機関の合言葉は「わかりやすさ」。チラシでもウェブでもアンケート項目でも最重要は「わかりやすさ」。「わかりやすさ」が①覚えることをなるべく「こうきたらこうだから」式の一対一対応にして繰り返させ、②覚えることは極力減らし、難しそうな問題は省いてあげその子のキャパにずいぶん余力を残してあげ、③聞いてなくてもきちんと何度も言ってくれる(もしくはポイントがしっかり黒板・プリントに明示されているオアいつでも横にいて聞いてなくても忘れていても遠慮せず聞ける)、④下手すると採点も先生がすべてやってあげ、⑤間違い直しは頭を使わせず正解を写させるか、○○回ずつ書け、で終わらせ、⑥プリント中心でプリントに沿って答えをプリントに埋めていけばいい(つまり「答え」しか聞かなく、というか見なくなる)ということであるならば、さらにその子の学力=仕事力はガタガタになるでしょう。

ただ、「言っていることがわからない」「早すぎてついていけない」「扱っている問題レベルが高すぎる、やる分量が多すぎる」という状態は受験の学習上は絶対的によくないので、もちろんそこはあってはならないものです。

※ちなみにいくつかの有名な塾では「わかりやすさ」よりも「力がついたか(つくか)」「これからも習いたいか」にウェイトをおいたアンケートにしています。