受験生のころ、小西甚八「古文研究法」という、知る人ぞ知る参考書を読んでいたのですが、これがなかなかに難しいのです、本格的な内容で。

今は手元にないので、うろ覚えですが、その中で、助動詞の意味を説明される箇所で、小西先生が本質からその場に応じて考えることを説明されつつ、

すんなりとこの助動詞はこう来たらこの意味だよ、などと教えてほしいという程度の学生を育てたいわけではない

とはっきりとおっしゃっていました(言い方はもっとシビアだったかもしれません)。

プライドのあった私は、この言い方にしびれまして、それまでどうしても込み入ったことがすんなりと頭に入ってこず困っていたのですが(高校生になってもパターン暗記の要素が強かった)、パターン暗記しながらも「その背景にあるつながり」「なぜそういう意味になるか」「割り切れない場合に、混乱せず、できるのだ!大丈夫だ!という自信を持ってファジーに考えて適切な訳を出すこと」を念頭に置いて学習し始めたら、グッとコツをつかめた記憶があります。

あっ、偉そうに書いていますが、小西先生の本は途中でギブアップしました(笑)